ふと気付いたこと。

デザイン=設計

こう置き換えると、すごくしっくりくるよね。
考えてみればインテリジェント・デザイン(生命や宇宙、この精巧かつ絶妙なシステムは「知性ある設計者」によって形作られた、とする考え方)なんて言葉もあるし、まさにデザインには設計って日本語訳がぴったりだと感じたわけで。


いいデザインには必ず理由、必然性が存在する。
何故そういうデザイン・レイアウトになったのかが、同じ作り手には見ただけでも明確に伝わってくる。

  • プロダクト・デザインなら触り心地や使い勝手などがまずベースにある。
  • DTPデザインなら可読性。そしてレイアウトやアイキャッチなど視線の流れと心理を操る意図が見える。
  • Webデザインには、これらに加え『動き(インタラクティブ性)』を踏まえた作業導線のスムーズさ。相手に何をどうさせたいのかが明確に伝わってくる。


これ則ち『設計』あればこその結果。


見た目カッコいいデザイン、見た目かわいいデザインetc...。
『デザイン優先』なんて言い訳は世の中に数あれど、使いにくい、読みにくい、見づらいなど、負の感情を対象に多く与えるモノは結局「いい」とは思ってもらえないし、二度と選ばれる事はない。
つまりは『カッコ悪いデザイン』なのだ。


そういった意味で、MEDIA SKINには改良の余地が少なからずあるなぁ、と思ってしまった。
僕の場合はメリットとデメリットの天秤がわずかにメリット側に傾いているので、まぁいいんだが、逆にデメリット側に傾いてしまう人も少なくないんじゃないか。そういえばDoCoMoSO902iも同じ理由で肯定派と否定派に分かれて激しくやり合っていたなぁ。UIがどうとか、機能がどうとか。まぁプロダクトデザインとハード/ソフトウェア開発は別部門だから、一概にデザインの所為とは言い切れない(誰が悪いかというとPMが悪い)話ではあるんだが・・もっとコミュニケーションを取って議論すべきだったんじゃないかな、とは思う。キツいタイムテーブルで動いてるからなんて言い訳せずに。そんなの何処だって同じだから。タイムテーブルに余裕がある=仕事が少ないor優先度が低い=信頼されてない、って話でしょ?そうでないから時間がキツい。ならその時間内でやってのけるのがプロの義務。『時間は作るもの』これ、どこでも言われるよね。でも真理。

てなわけで、デザインを考える=設計するという気持ちで作ると、そんなに大きくはハズさないんじゃないかな、と。
そんな事を考えた今日この頃。